パイレーツ3Aの韓国出身選手、打率.150不振で大リーグ再昇格「絶望的」 地元メディア酷評「打撃は3Aで最低レベル」
2025年4月15日(火)13時21分 J-CASTニュース
韓国スポーツメディア「スポーツ朝鮮」(ウェブ版)は2025年4月15日、大リーグのピッツバーグ・パイレーツに所属するぺ・ジファン選手(25)の特集記事を公開し、大リーグ昇格が絶望的な状況にあると報じた。
韓国プロ野球を経ずに大リーグに挑戦
内野、外野をこなすユーティリティープレイヤーのぺは、韓国プロ野球(KBO)を経ずに大リーグに挑戦した選手で、18年オフにパイレーツと契約。22年9月に大リーグデビューを飾った。
24年シーズンはケガの影響で、大リーグ出場は29試合の出場にとどまるも、今シーズンはオープン戦で、20試合に出場し、打率.381、1本塁打、4打点。出塁率と長打率を合わせたOPSは1.017を記録し、開幕ベンチ入りを勝ち取った。
ところが、オープン戦で好調だった打撃が、レギュラーシーズンに入ると不振に陥り、4月4日にマイナーに降格した。
現在はパイレーツ傘下の3Aでプレーし、打率.150と極度の打撃不振が続いている。
「選球眼とスイングの両方に深刻な問題が露呈」
「スポーツ朝鮮」は、マイナーリーグでのぺの現状を次にように報じた。
「わずか2試合で大リーグから追い出されたことがずっと心に残っているのだろうか。ベ・ジファンがマイナーリーグでも打撃スランプから抜け出せずにいる。ついに打率が1割5分まで落ちた。このままでは、大リーグへの再昇格はおろか、3Aレベルの維持すら楽観できない。これは大リーグの再昇格が不可能な水準だ」
さらに、ぺの打撃を「3Aでも最低レベルだ」と酷評し、「選球眼とスイングの両方に深刻な問題が露呈していることを意味する」と指摘した。
ぺの大リーグでのキャリアハイは23年シーズンで、主にセカンドとセンターを兼任して111試合に出場し、打率.231、2本塁打、32打点、24盗塁を記録した。
米国でプレーする韓国出身選手は、ケガや打撃不振などで苦戦しており、4月14日時点で、大リーグでプレーする選手は、サンフランシスコ・ジャイアンツに所属する「韓国のイチロー」ことイ・ジョンフ外野手(26)だけとなっている。