「活力も感じられない」下位に痛恨敗戦のリバプールに酷評 前半で交代の遠藤航にも辛辣な評価が

2024年4月16日(火)11時30分 ココカラネクスト

遠藤だけでなくリバプールの選手全般が、疲労の影響もあり、いつものプレーは影を潜めている(C)Getty Images

 プレミアリーグで優勝争いを演じているリバプールは現地時間4月14日、ホームでクリスタル・パレスと対戦し、0-1で敗れた。同じ上位3チームの内、アーセナルも今節は黒星を喫したものの、マンチェスター・Cが勝利したため、リバプールは得失点差で3位に後退した。遠藤航は先発に名を連ねるも前半終了とともに交代、45分でピッチから去っている。

【動画】マンCとの大一番で際立ったパス! 遠藤航の決定機創出シーン

 ゲームは、リバプールが早々に先制点を献上した。14分、クリスタル・パレスが左サイドを攻め上がり、ワンタッチでのパス交換を展開、サイドからゴール前にクロスを送ると、最後はエベレチ・エゼが押し込み先制。リバプールは完全に後手に回る形となり、守備を崩されたうえ、ゴールを決めたエゼをフリーの状態にさせてしまった。

 その後、同点を狙うリバプールは27分、コーナーキックからゴール前での混戦となり、最後は遠藤が左足でゴールを狙うも、無情にもクロスバーに弾かれ得点とはならず。このシーン以降も、ボールを支配し続け、幾度となく決定機を作ったリバプールだったが身体を張るクリスタル・パレスの守りを崩せず、0-1のまま試合は終了。下位チームを相手に、ホームで痛い取りこぼしとなってしまった。

 このリバプールの痛恨の敗戦は総じて、過密日程からの疲労によりパフォーマンスが低下しているとの声がイングランド国内で上がっており、前半まででベンチに退いた遠藤についても、同様の評価が下されている。

 現地メディア『Dally Mail Online』はこのゲームでの個人選手の採点において、遠藤には10点満点中で5点を与えており、「シェフィールド・ユナイテッド戦を怪我で欠場して以来、見た目は変わっていない。またも苦戦し、インターバルで退いた」と指摘。本来の動きを取り戻せていないと論じている。

 また、専門メディア『This is Anfield』でも、「エンドウは素晴らしい選手であったが、他の選手と同様、この数週間が彼を苦しめたようだ」と疲労が原因であるとして、「この31歳は序盤の45分間、ボールを失い続け、活力も感じられないショッキングなプレーを見せた。ハーフタイムでの交代は正しかった」とやはり、苦言が並ぶ評価となった。

 さらに同メディアによる、ユルゲン・クロップ監督への見解では、「クロップにとって試練の1週間だった」と過密日程を強調する一方で、「伝説になりそうだった今シーズンは、今や崩壊の危機に瀕している。クロップが無様な姿で去るのを見るのは残酷なことだ」などと綴っている。

 この試合の3日前にはヨーロッパリーグ(EL)準々決勝第1戦でアタランタにも0-3で完敗しており、さらに第2戦もミッドウィークに行われる。今後も、厳しいスケジュールが続く中、リバプールはどう立て直すのか。そして、ここ数試合でプレーの精彩を欠いている遠藤にとっても、今後のゲームは真価が問われる戦いとなりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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