バーレーンGPでも明暗分かれた角田裕毅とローソン 英メディアの採点は「6」と「3」 前半は「目立たず」後半は「トラブル続き」

2025年4月16日(水)5時50分 ココカラネクスト

ローソンは苦難の時が続いている(C)Getty Images

 F1第4戦バーレーンGPでレッドブルの角田裕毅は9位入賞を果たし、チーム加入から2レース目にしてポイント獲得を成し遂げた。先月下旬の中国GP終了後、急遽、レッドブルのセカンドドライバーを務めていたリアム・ローソンと交代となり、日本GPから新チームでシーズンを戦っている。新たな環境やマシンへの適応もままならない中でグランプリを転戦、その中でもチームへの貢献が求められている。

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 またそれは、成績不振により古巣に戻る形となった、ローソンも同じ立場であることは間違いない。移籍から2戦を終え、完走こそ果しているもののポイントは得られておらず、バーレーンでの最終順位は16位に終わっている。

 開幕直後でチームが変わることとなった角田、ローソンは現在も折に触れ、パフォーマンスの比較が話題に上っている。また、角田がレッドブルの一員として少しずつ結果を残してきていることもあり、両者の差がより色濃いものとなってきている感も否めない。

 英メディア『F1i.com』がバーレーンGP終了後、全ドライバーの個人採点を行っており、昨年までのチームメイト2人への評価はやはり、大きく分かれるものとなった。

 ポイント獲得を果たした角田に対し、トピックでは10点満点中での「6」を与えている。同メディアは、「テストなしで2戦目を終えたが、ツノダはすでにローソンがレッドブル時代に見せた以上の成果を上げている」と分析。

 また、予選の内容もフォーカスし、「特にQ3進出(10位)は評価に値する。これは(マックス・)フェルスタッペンでさえ上位に食い込めなかったことを考えると、なおさらだ」と称えており、「決勝ではペースもまずまずで、9周目には(カルロス・)サインツをオーバーテイクする好機を見せたのがハイライトだった。しかしそのサインツとの接触が、その後の展開を難しくした。さらに数周後の再接触も、やや強引すぎたかもしれない」などと振り返る。

 その上で同メディアは、それでも“2台目のレッドブル”でポイントを獲得したのは、『ついに!』という感じだ」と独特の表現で称賛している。

 一方、16位に終わったローソンは「3」とシビアな採点となっており、「前半は目立つことの無かったローソンは、後半ではトラブル続きとなった」と指摘。中盤以降、2度の接触を起こしており、「ニュージーランド出身の彼は、他のドライバーに対して数回不用意な動きを見せた結果、それぞれ5秒と10秒のタイムペナルティを科された」と綴っている。

 それぞれ移籍直後であり、本来のポテンシャル発揮までには、まだ時間が不十分とも言えるだろう。その中で、角田、ローソン、両者ともドライバーとしての真価も問われる状況であることも確かだ。まだ多くのレースを残す2025年、チーム移籍より注目を集める2人は今後、周囲からの期待に応える走りをみせることができるだろうか。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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