巨人・岡本“バウアーキラー”今季初の2発!!リーグトップの5本塁打、14打点
2025年4月17日(木)5時26分 スポーツニッポン
◇セ・リーグ 巨人5—0DeNA(2025年4月16日 東京D)
バウアーキラーだ。巨人・岡本和真内野手(28)が16日、DeNA戦で今季初の1試合2発など2安打4打点。連勝と貯金1に貢献した。23年以来2度目の対戦だったトレバー・バウアー投手(34)から3回に4号ソロ、5回に5号2ランの2打席連続本塁打。サイ・ヤング賞右腕に対し通算6打席で3安打全てが本塁打となり、5本塁打、14打点はリーグトップに浮上した。
かつてのサイ・ヤング賞右腕を、日本が誇る和製大砲が打ち砕いた。5回2死二塁。岡本がバウアーの直球を完璧に捉えると、左翼席中段に着弾した。3回のソロに続く、打った瞬間にそれと分かる完璧な2打席連発にも「まあ、捉えられて良かったなと思いますね」と涼しげだった。
2年ぶりの対戦でバウアーキラーを証明した。3回1死。初球の真ん中直球を見逃し、2球目の129キロスライダーを完璧なタイミングでバックスクリーン左へ。5回は1ボールから、この日最速の155キロをいとも簡単にはじき返した。6回11安打7失点でKOした23年5月9日も、ソロを含む3打数1安打1打点。「前回は地方でしたし、春先だったのでほぼ今日が初対戦に近い」と謙遜したが、2試合での3安打は全て本塁打となった。
熱視線も受けていた。この日、カブスのアンドルー・バセット・プロスカウトが東京ドームを視察。岡本の試合前のフリー打撃の様子を熱心に動画撮影していた。昨年12月の契約更改時に「昔から憧れていた場所」と、将来的なメジャー挑戦の夢について語っていた。3月16日にカブスと行ったプレシーズンゲームでも打球速度112・6マイル(約181・2キロ)の二塁打を放つなど、強烈なインパクトを与えており米球界からも注目は集まっている。
(三塁でも好捕/再び貯金生活/) 5本塁打は阪神・佐藤輝を抜きリーグ単独トップ、14打点は広島・末包に並びリーグトップとなった。15日に続いて守った三塁でも三塁線の当たりを好捕するなど攻守に躍動した。負傷で丸とキャベッジを欠き、不調の戸郷と坂本も2軍調整中。どっしりと打線を支え、再び貯金生活に戻した不動の4番は「チームにとって大きい存在。これでダメだったら責任を感じてしまうと思うので、そうならないように頑張りたい」と決意をにじませた。(村井 樹)