フェラーリのライコネンに対する「醜いやり方」にイタリアメディアも批判的

4月19日(木)8時11分 AUTOSPORT web

 F1中国GPでフェラーリがキミ・ライコネンに対して採った戦略について、批判的な声が上がっている。

           

 2番グリッドについたライコネンは、スタートをうまく決めたが、セバスチャン・ベッテルにブロックされる形になって引いたために4番手までポジションを落とした。トップを走るベッテルは20周目にピットストップし、バルテリ・ボッタスにアンダーカットされてしまった。


 上位勢のピットストップでトップに立ったライコネンは、ラップタイムの落ち込みが見られながらもステイアウト。みるみるうちにボッタスとそれを追うベッテルに追いつかれ、ふたりに抜かれた後にピットイン。6番手にまでポジションを落とした。


 最終的にライコネンは、セーフティカー出動やマックス・フェルスタッペンとベッテルのクラッシュなどによって3位表彰台を獲得した。しかしフェラーリがライコネンをステイアウトさせたのは、ボッタスを抑えてベッテルが追いつくのを助けるためであったとも考えられており、そういった戦略に批判が出ている。


 Sky F1で解説者の役割を果たす2016年F1チャンピオンのニコ・ロズベルグは、「彼らはベッテルを助けるためにライコネンを使ったが、ひどいやり方だった」と語っている。

「彼らはライコネンのレースを完全に台無しにした。ベッテルに、ボッタスをオーバーテイクするための、ほんのわずかなチャンスを与えるためだけにだ」


 イタリアメディアからも批判が持ち上がっている。La Gazzetta dello Sportのピノ・アリエビは、フェラーリは今年好調なライコネンを単なるナンバー2としてしか扱っていないとして批判的な記事を書いている。


「スタートではベッテルがキミの鼻先でドアを閉めた。その結果、キミは接触を避けるために引き、ポジションを落とさなければならなかった。もっと友好的な動きがなされていたら、レースは全く違ったものになっていただろう」


「その後、キミはボッタスのブレーキとして使われた。フェラーリは、しばしば批判されるような醜い行動を再び取った」


「フェラーリは、ボッタスを抑えてベッテルにオーバーテイクさせるため、ピットストップ戦略においてライコネンを利用した」


「長年我々はライコネンに批判的だった。だが2018年は初めから、彼はこれまでとは異なる気力を見せており、チャンピオン時代を思い起こさせる走りをしている。フェラーリもそれに気づくべきだ」


「それにもかかわらず、キミは戦略によって不利な立場に追い込まれている。フェラーリは彼をベッテルをサポートする存在としか考えていない」


「それは間違いだ。こういうことがドライバーの士気とパフォーマンスに影響する」


 La Gazzetta dello Sportのアンドレア・クレモネージは、こういったフェラーリの行動がチームの成績に悪影響をもたらすことを懸念している。


「ライコネンにこのような扱いをして、チーム内の調和がいつまで保てるだろうか」


 3位表彰台に終わったことに失望していたライコネンは、レース後、チームの戦略について聞かれ「よく分からない。レースは問題なかったと思う」とのみ答えた。


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