Juju、ロケットスタート決めるも本領発揮ならず。未解消のトラブルに困惑/SF第3戦もてぎ
2025年4月19日(土)21時34分 AUTOSPORT web

4月19日に栃木県のモビリティリゾートもてぎで行われた2025年全日本スーパーフォーミュラ選手権の第3戦。HAZAMA ANDO Triple Tree Racingから参戦しているJujuこと野田樹潤は、午前の予選でQ1グループA敗退となり、22番グリッドから戦った決勝レースでは19位完走となった。
前日の金曜日の時点から、マシンがブレーキトラブルを抱えていることを明かしているJuju。その解消を願うなか迎えた土曜日の第3戦だったが、ふたたび同じ問題に苦しむこととなってしまった。
「昨日からのブレーキトラブルが、今日も改善されていなかったです。レースでは、立ち上がりの走り方などを工夫してなんとか合わせてはみたのですが、辛かったですね」
スタートでは、22番手から16番手までポジションを上げるロケットスタートを決めたが、その後はトラブルから思うようにペースを上げることができず、ライバルにポジションを譲る展開となった。
マシンの不調を庇うなか、実力を発揮し切れなかった状況に気落ちしていたJujuだが、明日の第4戦へ向けて改善の兆しはあるのだろうか。
「正直、まだ原因が分かっていない状況です。症状としては止まらない感じがするのですが、これまでに感じたことのない感覚です」
「去年も1年間、スーパーフォーミュラでレースを戦ってきましたが、このトラブルは1度も起きなかった。なんとか今日中に改善してくれるといいのですが」
チームが発行したリリースによると、金曜日に夜間まで続くトラブルシューティングが行われたとのことだが、マシンは本調子を取り戻すことはできなかった。
こうした状況でも、Jujuは6ポジションアップのスタートを決め、3台のリタイアがあった第3戦を19位で完走。明日の第4戦は、Jujuの走りと同時にチームの力も試される一戦となる。