『キング・オブ・スイング』と称された伊澤利光 完璧な同調スイングだから振り遅れとは無縁だった【プロコーチが解説】

2025年4月20日(日)7時45分 ALBA Net

スイング理論は進化したといわれているが、時代を彩ってきたレジェンドたちのスイングは、今見ても全く色褪せていない。むしろ、重くて難しいクラブを使いこなす技術には、ボールを正確に遠くに飛ばすための秘訣が詰まっていた! 今回は、2001年の「マスターズ」で4位に輝くなどの成績を収め、『キング・オブ・スイング』と称された伊澤利光のスイングを、プロコーチの森守洋氏が解説する。




中嶋常幸さん以来の“世界で一番美しい”と称された伊澤さんのスイングはパーフェクトですね。スイング中、常に体の中心に手元がある同調スイングで、振り遅れとは無縁だったと思います。

グリップは、セミストロング。今の選手たちと同じように、ちょうどクラブの重心を握っています。その場で回転しながら上げていくタイプですが、今の選手と少し違うのは右ヒジの使い方。少し後ろに引いて、高いトップを作っています。ただ、ダウンスイングでは一気に体の前に右ヒジが入るので振り遅れません。

伊澤さんのような同調したスイングを身に付けるのにおすすめなのが右手1本での素振りです。右手1本でクラブを持ち、左手を肩に添えて素振りしてみてください。両手に比べて、クラブの重さを感じやすいはずです。クラブの動きに逆らわず、体を回しながら振ると同調したスイングが完成します。


■伊澤利光
いざわ・としみつ/ 1968年生まれ、神奈川県出身。国内ツアー通算16勝。“キング・オブ・スイング”と称されたショットメーカーで2度の賞金王を獲得。2001年の「マスターズ」では4位に輝いた。

■森 守洋
もり・もりひろ/1977年生まれ、静岡県出身。ゴルフを始めたのは高校から。95年に渡米しミニツアーを転戦しながらゴルフを学んだ。02年からレッスン活動を開始し、現在は原江里菜、堀琴音、香妻陣一朗らのコーチを務めている。東京都三鷹市にある『東京ゴルフスタジオ』を主宰し、YouTubeチャンネル「森守洋のGolf TV」では、ツアープロや芸能人などへのレッスンを配信中。



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