【横浜巡業】大栄翔「まずはスタート地点に戻らないと」負け越しの悔しさ胸に、大関獲り再出発へ決意

2024年4月20日(土)16時9分 スポーツニッポン

 大相撲春巡業が20日、神奈川・横浜アリーナで行われ、関脇・大栄翔(30=追手風部屋)が大関・琴ノ若(26=佐渡ケ嶽部屋)らと計7番取った。

 幕内の申し合いが始まると一番最初に土俵に入り、いきなり若元春(30=荒汐部屋)と関脇同士の稽古。最後は、琴ノ若に指名されて連続で4番取った。持ち味の激しい突き押しも見せ「内容のある良い稽古ができた」と充実感をにじませた。

 春場所は6勝9敗で負け越し、連続勝ち越しは7場所でストップ。夏場所(5月12日初日、東京・両国国技館)では1年以上守り続けていた三役の地位を明け渡すことが確実となり、継続されていた大関獲りも白紙に戻った。「(大関に)上がりたいという気持ちでやってきたので、本当に悔しいというか情けない。しっかり稽古していくしかない。まだ終わったわけじゃないので、まずはスタート地点に戻らないと」。次期大関候補が平幕からの再出発を誓った。

 自身よりも後に関脇昇進した琴ノ若に、大関昇進で先を越された。「もちろん悔しい気持ちもある」としながらも「稽古に対する姿勢とか、学べるところは学ばせてもらっている」とリスペクトの気持ちを忘れていない。この日も三番稽古で胸を借り「稽古させてもらっているので自分も頑張ろうという気持ち」と謙虚に話し、埼玉栄高の後輩に対して敬意を示した。

スポーツニッポン

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