オフサイド判定は誤り「川崎のPK再開が妥当」審判委が見解 川崎―横浜FM戦、オフサイド定義が争点

2025年4月23日(水)15時1分 スポーツ報知

 日本サッカー協会は23日、レフェリングに関する理解を深めることを目的としたメディア対象の「レフェリーブリーフィング」を都内で行い、実際の試合映像を用いながら、競技規則、レフェリングについて審判委員会が説明を行った。

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 今月9日開催の第5節川崎—横浜FM戦において、審判委は川崎のPKとすべき事案が見逃されたと見解を示した。

 問題のプレーは、前半アディショナルタイムに川崎FW伊藤達哉が横浜FMのMFジャンクルードにPA内で倒された場面。現場ではオンフィールド・レビューが行われたものの、審判団は接触の前に川崎FW小林悠のオフサイドがあったとして、横浜FMボールの間接FKで試合を再開した。

 審判委員会は、まずジャンクルードのチャージについて、PKに該当するものであったと説明。その上で、オフサイドポジションにいた小林が、競技規則上は「プレーに影響を与えていない」と判断。2つの判定を合わせて「PKが妥当」と結論づけた。

 オンフィールドレビューを行った際、主審は接触についてはPKとする判断を下したものの、接触の前に味方のパスを引きだそうとした小林のポジショニングについて、オフサイドと判断していた。

 佐藤隆治マネジャーは、小林がオフサイドポジションにいること自体は反則でないことを前置きした上で、小林はボールにも相手選手にも触れていないとし「心理的なインパクト(接触)については、オフサイドか否かで考慮されない」と説明した。

スポーツ報知

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