巨人・西舘 新人最多連続ホールド王手
2024年4月23日（火）5時30分 スポーツニッポン
【Weekly Data展望】新人の西舘（巨）は、初登板となった3月29日の阪神戦から9試合連続ホールド＆無失点と完璧な投球を続けている＝写真。次の登板でホールドを挙げると、12年田島（中）がシーズン27試合目からマークした10試合連続に並ぶ新人の最多連続ホールド記録となり、デビュー戦からは史上初の快挙になる。新人に限らない、開幕からの10試合以上連続ホールドも15年バリオス（ソ＝17試合連続）と昨年の清水（ヤ＝14試合連続）しかいなく、達成すれば史上3人目になる。
連続記録を仮に逃したとしても、10ホールド目を挙げると、巨人では12年高木に並ぶ新人最多記録になる。もっとも、チームの新人ホールド記録としては、DeNA、西武の各13ホールドを下回る12球団最少。最多のロッテ（12年益田の41ホールド）とは31もの大差があるが、西舘が球団記録を大幅に更新しそうな勢いだ。
なお、新人の10ホールド以上は前記の益田を筆頭に過去33人いるが、それぞれの10ホールド到達ペースを調べると、日付が最も早かったのは19年甲斐野（ソ＝現西武）の4月29日で、試合数も同じ甲斐野の12試合目が最速だった。西舘はともに記録更新のチャンスがあり、注目したい。（記録課・志賀 喜幸）
