「小さな奇跡が10回続いただけ」今永昇太 大谷を10打数無安打に封じるも「たまたま」と謙虚

2025年4月23日(水)13時8分 スポーツニッポン

 ◇ナ・リーグ カブス11×—10ドジャース(2025年4月22日 シカゴ)

 カブスの今永昇太投手(31)が22日(日本時間23日)、本拠でのドジャース戦に先発。5回2/3を6安打5失点で3勝目は逃したが、チームは劇的なサヨナラ勝利を飾った。

 初回、先頭の大谷を三失で出塁させると、2死一、二塁からエドマンに92・4マイル(約148・7キロ)の直球を捉えられ、バックスクリーンに先制3ランを被弾。思わず歯を食いしばり悔しそうな表情を見せた。

 2回も2死からパヘスに91・8マイル(約148・7キロ)の直球を狙われ、左翼席にソロを被弾。6回1死からはスミスにもソロを浴び、メジャーワーストタイの3被弾に今季最多タイ5失点だった。

 ただ、大谷は3打数無安打に封じ、これでメジャーでの対戦成績を10打数無安打とした。

 自身は3勝目を逃したが、打線は9—10の9回2死からアマヤが起死回生の同点ソロを放って土壇場で試合を振り出しに戻すと、延長10回、無死二塁から始まるタイブレークでハップが右翼へサヨナラ打を放ち劇的勝利を飾った。

 試合後、今永は10打数無安打に封じている大谷との対戦について「彼のような素晴らしい選手、打たれて当然という気持ちで対戦しているので、そういう心の持ち方がたまたまそういうふうになっただけ」と語り「たまたまが10回続いただけなので、これから10回対戦して10安打打たれるかもわからないし、本当に小さな奇跡が10回続いただけ」と謙虚に語った。

 そして「彼のような才能を持った選手とやるときは先ほど冗談半分っぽくなりましたけど、自分がベストをまず尽くした後に、彼が打つ打たないっていうのは、誰も分からないことなので、皆が納得できる抑え方、打たれ方をしたかだと思うので、今日はたまたま振ってくれましたけど、自分が毎回ベストを尽くすことが大事なんじゃないかなと思います」と繰り返した。

スポーツニッポン

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