【オリックス】「椋さん、エグい」紅林弘太郎が2戦連発太田に負けじ1号
2025年4月24日(木)5時0分 スポーツ報知
5回無死、紅林弘太郎が3点差に迫る左越えソロ本塁打を放ちベンチ前でナインに迎えられる(カメラ・渡辺 了文)
◆パ・リーグ ソフトバンク6—2オリックス(23日・みずほペイペイ)
オリックス・紅林弘太郎内野手(23)にも待望の今季1号だ。「初球からしっかりと自分のスイングができた」。4点を追う5回先頭だ。開幕から17試合、68打席目。上沢の初球カットボールを左翼席へ運んだ。
「椋さん、ほんとにエグいです…」と二遊間を組む太田が覚醒モード。4回に2試合連続の4号ソロを放ち、打率4割3分2厘、16打点、38安打、出塁率4割9分5厘と「4冠」だ。自身は21年に遊撃の定位置をつかみ、レギュラーとしては3年先輩。侍ジャパンを経験した2人で、天敵右腕から2点をもぎ取った。
チームは今季初の3連敗。開幕からの敵地での連勝も8でストップしたが、岸田監督も「(紅林の)腰はもう、全然大丈夫なんで。一発出て、スッキリしたかもしれないですね」と喜んだ。4日の日本ハム戦(エスコン)の試合前、ぎっくり腰を発症。「飛距離が落ちた気がします」とヘコむ日が続いた。体重が103キロから95キロまで減ったのは、腰に負荷のかかるウェートができなかったから。少しずつ制限も解除され、背番号24も量産態勢に入る。(長田 亨)
〇…オリックスは1分けを挟み、今季初の3連敗を喫した。天敵・上沢に6回2失点の好投を許し、日本ハム時代からカード別で21勝目(8敗)を献上。昨年から続くソフトバンク戦の連敗は11(2分け含む)に伸び、みずほペイペイで勝ったのも昨年4月21日が最後だ。8勝1分けだった敵地でも初黒星。岸田監督は「(上沢は)丁寧に投げていたという感じ。全員で考え抜いて、やっていかないといけない」とリベンジを誓った。