巨人・田中将大が2軍戦で2回完全!ストライク率77%「これまでとの違いは出せた」5・1広島戦へ順調
2025年4月26日(土)5時10分 スポーツ報知
2軍の日本ハム戦に先発し、2回を無失点に抑えた田中将大(カメラ・今成 良輔)
◆イースタン・リーグ 巨人4—1日本ハム(25日・Gタウン)
巨人・田中将大投手(36)が“モデルチェンジ”への手応えをつかんだ。25日のイースタン・日本ハム戦(Gタウン)に先発し、2回を無安打無四球で0封。中5日で先発予定の5月1日・広島戦(東京D)へ順調な調整ぶりを示し「自分の中ではこれまでとの違いは出せたんじゃないかなと。取り組んできたことを少し出せた」とうなずいた。
制球に苦しみ2回KOされた17日・DeNA戦(東京D)以来の実戦で、ストライク率は63%(52球中33球)から77%(26球中20球)。高低左右の隅を突く制球重視の内容でテーマの「メリハリ」を遂行した。内野の好守に助けられた場面は反省したが、狙ってファウルも奪い「きっちり投げ分けられれば打球も上がらない。ようやくちょっとその感覚、イメージができ始めてきている」と口にした。
最速は145キロ。徹底したのは対角線の意識だ。登録抹消後、桑田2軍監督に「『本物のアウトロー』を意識して練習したほうがいい」と助言された。外角に構えたミットの親指側か小指側、どちらを狙うかで「ボール2個半違う」と教わった。桑田監督は「インサイドの見せ球からアウトローの直球。そこを意識して練習に取り組んでいたので今日はそれが出て非常に良かった」。バッテリーを組んだ小林も「1球1球、打者を見る余裕も持ちながら『こう打ち取りたいからこうしよう』のイメージが湧いてくる内容」と語った。
「今日で終わりじゃない。長いイニング通して抑えられるように」と背番号11。9連戦中に来る出番で日米通算199勝目をつかみ取る。(堀内 啓太)