大谷翔平、復帰５試合目で“パパ１号”出るか　パイレーツ戦「１番・ＤＨ」先発出場　佐々木朗希を援護へ

◆米大リーグ　ドジャース—パイレーツ（２６日、米カリフォルニア州ロサンゼルス＝ドジャースタジアム）

　ドジャース・大谷翔平投手（３０）が２６日（日本時間２７日）、本拠地・パイレーツ戦に「１番・ＤＨ」で先発出場する。６試合目の先発でメジャー初勝利を狙う佐々木朗希投手（２３）を援護する“パパ１号”は生まれるだろうか。

　パ軍先発はＭ・ケラー投手（２９）。大谷はこの日まで通算８打数２安打の打率２割５分だが、２安打はともに本塁打。２３、２４年と２年連続で一発をマークしており、真美子夫人（２８）の出産に立ち会うための産休制度「父親リスト」から復帰後、５試合目で出場５試合ぶりの７号アーチにも期待大といえる。

　前日２５日（同２６日）の同戦では昨季新人王のスキーンズとの“怪物対決”に完敗だった。昨年６月の初対戦では大谷自身初めて１６０キロ超の球を本塁打にしていたが、今季初対戦は初回先頭の第１打席で中飛、３回１死二塁の第２打席は投ゴロ、５回２死二塁の第３打席は空振り三振と３打数無安打。「自分の実力を試してみようと思った」と言う剛腕に今回はねじ伏せられた。

　２０日（同２１日）の敵地・レンジャーズ戦で復帰してからの大谷は４試合で計１６打数２安打６三振の１割２分５厘。シーズン打率２割６分は今季最低となっており、ロバーツ監督は「力んでいる傾向が見られ、スイングが大きくなっている」と指摘。試合のなかった２４日（同２５日）からは家族のいるロサンゼルスで時間を過ごしており、野球と育児の両立は今までにない経験だが、最愛の存在からもらうパワーで何とか現状を打破したいところだ。

　ド軍先発の佐々木は前回１９日（同２０日）の敵地・レンジャーズ戦で渡米後最長の６回を投げて２安打２失点と好投したが、９回に味方が逆転サヨナラ負けを喫してメジャー初勝利とはならなかった。登板の内容は徐々に良くなっているだけに、本拠地で念願の白星をつかむ。