ロバーツ監督、大谷翔平の復調に「満足している」 グラスノー離脱の危機も投手・大谷には「関係ない」
2025年4月28日(月)9時50分 スポーツ報知
◆米大リーグ ドジャース9—2パイレーツ(27日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)
ドジャース・大谷翔平投手(30)が27日(日本時間28日)、本拠地・パイレーツ戦に「1番・DH」で先発出場。4打数2安打1四球と2試合連続のマルチ安打でチームの大勝に貢献した。ド軍は2カードぶりとなる勝ち越しで18勝10敗の貯金8となった。
真美子夫人の出産に立ち会うための産休制度「父親リスト」から復帰してからこの日が6試合目。2点を追う初回先頭で四球を選ぶと、ド軍はフリーマンの2点タイムリーなどで一挙4得点。大谷が逆転劇を呼び込んだ。2回1死一塁では右翼線へ今季の自己最速を更新する打球速度113・3マイル(約182・3キロ)の高速二塁打。7回1死では右前打を放ち、2試合連続マルチ安打で打率は2割8分6厘に上昇した。
ロバーツ監督は9得点した打線について「翔平(の状態)が戻ってきたこと、打線の中央に厚みが出たことは大きい。不調から抜けたと思う。次のシリーズでもいい投手たちと対戦するが、今の攻撃の状況には満足している」と評価した。
だが、投手陣には不安要素も。2回の投球練習で右肩の違和感を訴え、1回2安打2失点で緊急降板したグラスノーは離脱危機。先発ローテではスネルも左肩の炎症で負傷者リスト入りしている。23年9月の右肘手術、昨年11月の左肩手術から今季は投手としても復帰予定の大谷の復帰が早まることも? 日本の報道陣から質問を受けた指揮官は「それ(大谷の復帰時期を早めること)は全く考えていない。翔平は全く別のプロセスで進めており、ゴームズ(GM)が昨日話したように、週ごとに様子を見ながら判断していく。他の投手と翔平のプロセスは全く関係しない」とすぐさま否定した。