巨人・堀田賢慎 今季初先発で5回1失点粘投も347日ぶり白星ならず 打席では2安打、打率10割
2025年4月27日(日)16時6分 スポーツニッポン
◇セ・リーグ 巨人—阪神(2025年4月27日 甲子園)
巨人の堀田賢慎投手(23)が27日に出場選手登録され、同日の阪神戦(甲子園)で今季初の先発登板。初回に1点先制を許し、5四死球を与えたものの、5回2安打1失点と粘投して降板した。
だが、打線の援護なく、1—1での降板。昨年5月15日のDeNA戦(福井)以来347日ぶりのプロ6勝目を手にすることはできなかった。
2019年ドラフト1位右腕の堀田は今季開幕1軍入りを果たしたが、リリーフで2試合に登板して計4回8安打5失点。防御率11.25で6日に登録抹消となった。
それでも先発登板した17日のくふうハヤテ戦(ちゅ〜るスタジアム清水)では7回無失点と好投。ファームでは11回連続無失点と結果を残し、1軍では昨年6月12日の楽天戦(楽天モバイル)で3回途中8安打5失点KOされて敗戦投手になって以来319日ぶりの先発マウンドに上がった。
チームは77年ぶりとなる阪神戦開幕5戦5敗。この日も敗れれば88年ぶりの開幕6戦6敗とさらなる不名誉記録となるため気合を入れて臨んだが、通算4試合に登板して0勝1敗、防御率11.73の阪神戦で初回から先制された。
俊足の1番・近本に1ボールからの2球目、高め直球を中前打されると、犠打で1死二塁。3番・森下には2球で2ストライクと追い込んだが、ここから4球連続ボールで四球を与え、2死一、二塁から5番・大山に低めスプリットを左前適時打とされて1点先制を許した。
6番・前川には死球で2死満塁。それでも坂本を投ゴロに打ち取って最少失点で切り抜けた。
落ち着きを取り戻した2回、3回は3者凡退。4回は先頭・大山を四球で塁に出したが、無失点に抑えた。
1—1のまま迎えた5回は2四球を与えて2死一、二塁のピンチを招いたが、4番・佐藤輝をチェンジアップで空振り三振。5回を投げ切って降板となった。
堀田の投球内容は5回で打者22人に対して87球を投げ、2安打1失点。1三振を奪い、与えた四死球は5つ、直球の最速は148キロだった。
なお、今季初打席となった3回の第1打席ではドラフト1位ルーキーの相手先発左腕・伊原から中前打を放って同点の本塁生還を果たし、5回の第2打席も伊原から左前打を放って2打数2安打。打率のほうは1.000スタートとなっている。
▼堀田 走者なしからの四球などで苦しんだところは反省ですが、なんとか粘りながら投げられて良かったです。