大谷翔平、5回に“パパ初三塁打” 復帰5試合目で“パパ初マルチ” 真美子夫人&長女と過ごして復調気配
2025年4月27日(日)11時30分 スポーツ報知
◆米大リーグ ドジャース—パイレーツ(26日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)
ドジャース・大谷翔平投手(30)が26日(日本時間27日)、本拠地・パイレーツ戦に「1番・DH」で先発出場。1点を追う5回1死の第3打席で“パパ初三塁打”を放ち、復調の“パパ初マルチ”とした。フルカウントからの7球目、88・9マイル(約143・1キロ)チェンジアップを右翼線へ。快足を飛ばし、三塁に滑り込むと、球場は大歓声に包まれた。その後のフリーマンの同点適時打を演出した。
パ軍先発はM・ケラー投手(29)。大谷はこの日まで通算8打数2安打の打率2割5分だが、2安打はともに本塁打。23、24年と2年連続で一発をマークしており、真美子夫人(28)の出産に立ち会うための産休制度「父親リスト」から復帰後、5試合目で出場5試合ぶりの7号アーチにも期待大といえる。初回先頭の第1打席は“パパ初長打”となる右中間二塁打をマークしていた。2回1死二、三塁の第2打席は見逃し三振だった。
20日(同21日)の敵地・レンジャーズ戦で復帰してからの大谷はこの日まで4試合で計16打数2安打6三振の1割2分5厘。ロバーツ監督は「力んでいる傾向が見られ、スイングが大きくなっている」と指摘していた。試合のなかった24日(同25日)からは最愛の家族がいるロサンゼルスで時間を過ごしている。野球と育児の両立は未知の経験だが、この日の試合前にブルペンに入った際にはプライアー投手コーチに赤ちゃんを抱っこしてあやす動作を見せるなど私生活では幸せの絶頂にいる。
ド軍先発は佐々木朗希投手(23)。大谷は同じ岩手出身の後輩・朗希について「実力を出せればチームに相当なプラスになる。この環境を楽しんでくれれば必ず結果がついてくる実力がある」とこれまでに話してきた。前日25日(同26日)のパイレーツ戦では昨季新人王のスキーンズの前に3打席凡退するなど4打数無安打だったが、6試合目の登板で念願のメジャー初勝利を目指す佐々木を援護したいところだ。