ド軍指揮官 グラスノー、スネルが長期離脱でも大谷翔平の投手復帰プランに変更なし「影響与えることない」

2025年4月28日(月)9時4分 スポーツニッポン

 ◇ナ・リーグ ドジャース9—2パイレーツ(2025年4月27日 ロサンゼルス)

 ドジャースのタイラー・グラスノー投手(31)が27日(日本時間28日)、本拠でのパイレーツ戦に先発登板。2回の開始前の投球練習中に緊急降板するアクシデントがあった。降板後、球団は「右肩の違和感」と発表した。ブレーク・スネル投手(32)も左肩炎症で離脱しており、主戦投手が相次いで離脱危機となった。試合は打線が爆発し、9—2で2連勝を飾った。

 試合後、取材に応じたデーブ・ロバーツ監督はグラスノーの長期離脱の可能性について「おそらくない」と現状では否定した。しかし、負傷者リスト(IL)入りについては「可能性は十分にある」と説明した。

 指揮官はスネルとグラスノーの主戦投手2人が長期離脱することになった場合の大谷翔平の復帰プランについても言及。投手復帰を早めるかと問われると「いえ、それはありません。翔平のリハビリプログラムは全く別で進めています。昨日GMも言っていましたが、週単位での判断になりますし、他の投手の状況が翔平のリハビリに影響を与えることはありません」と大谷の投手復帰プランについては変更しないと明言した。大谷の投手復帰は後半戦からと見込まれている。

 グラスノーは初回先頭のクルーズに四球。続くレイノルズは併殺に打ち取ったが、2死走者なしからマカチェン、バルデスに連続被弾と不安定な立ち上がりとなった。

 大谷はこの日は左腕フォルターとの対戦。カウント2—2からの7球目はシンカーが顔面付近への抜けた球となり、思わずのけぞって声を上げ、目を見開いてパチパチする場面があった。つづく8球目も抜けたカーブを見逃し、一塁へ歩いた。ベッツが右前打でつなぎ、1死二、三塁とするとフリーマンが右前へ運んで2点適時打とし、初回にグラスノーが2失点したビハインドをすぐさま取り返した。さらにエドマンへの三塁へのゴロが三塁手の失策を誘い、ボールが左翼線を転々とする中でフリーマンが一塁から一気に本塁へ生還して逆転に成功した。パヘスにも適時打が生まれ、初回は大谷の四球から4得点の猛攻となった。

 先発右腕グラスノーが2回のマウンドで投球練習を進めている際に緊急事態が発生した。20日の敵地レンジャーズ戦では下肢のけいれんを訴えて5回途中で降板していたが、2回が始まる前の投球練習中に異変を訴え、トレーナーを伴ってベンチから出たデーブ・ロバーツ監督が降板を決断し、これで2試合連続での緊急降板となった。左腕スネルも離脱する中、ドジャースにとっては不安の種となった。

 2番手としてカスペリアスがマウンドに上がった。その後、チームは「右肩の違和感」で降板したと発表した。

 地元メディア「ドジャース・ネーション」のノア・カムラス記者は自身のXで「スネルは肩の炎症を抱えている。カーショーは数週間後、大谷翔平は数カ月後に復帰する。ドジャースの先発陣が急に不安になってきた」と先発陣の手薄さを不安視した。

スポーツニッポン

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