【ヤクルト】デビューから9戦連続0封の荘司宏太が無失点継続を宣言「前半戦までは全部ゼロでいきたい」
2025年4月29日(火)5時0分 スポーツ報知
荘司宏太
ヤクルト・荘司宏太投手(24)=セガサミー=が28日、前半戦中の無失点継続を宣言した。ドラフト3位左腕は27日の中日戦(バンテリンD)で球団記録を29年ぶりに塗り替える新人のデビューから9試合連続無失点を達成したが、「希望はシーズンずっとゼロがいいんですけど、まずはオールスターまでですね。前半戦までは全部ゼロでいきたい」と目標を再設定した。
社会人時代はカーブとチェンジアップが投球の軸だったが、2月のキャンプから練習してきたスライダーにめどが立った。「感覚的には悪くなくて、右打者にも左打者にも試せている。武器になりつつある」と手応えを口にする。宝刀のチェンジアップに加え、新たに横の変化球が手に入り、投球の幅が広がった。
ここまで3ホールドを挙げ勝利の方程式の一角を担い最優秀中継ぎのタイトル奪取へ好スタートを切った。新人王争いのライバルとなりそうな阪神・伊原は8登板で1勝、1ホールド、防御率0・47。社会人時代から面識があり、連絡を取り合う仲で刺激を受ける。「これからもっともっと記録を伸ばしていければ」とゼロ行進を誓う新星が、“低空飛行”を続けるツバメを浮上させる。