アストン・ビラ、スタジアム5万席超へ拡張計画発表。開発費は約189億円!
2025年4月26日(土)12時30分 FOOTBALL TRIBE

プレミアリーグの各クラブが、試合観戦の需要の増加を受けて、スタジアムの拡張に乗り出している。マンチェスター・シティはエティハド・スタジアムの収容人数を60,000席に増設し、リバプールはアンフィールドを61,000席に拡張。トッテナム・ホットスパーも新しいスタジアムを62,850席にした。
そんな中、アストン・ビラが4月25日に本拠地ビラ・パークの大規模改修計画を発表した。特にノーススタンドを中心とした再開発により、現在の収容人数42,918人から5万人以上へと拡大される見込みのようだ。
この拡張計画では約1億ポンド(約189億円)を投じ、北スタンドの座席数を約7,500席増設する。また、スタジアム内の他の3つのスタンドもアップグレードされる予定とのこと。注目すべき点は、2年間の再開発期間中も現在の収容能力を維持しながら工事が進められることで、ホームゲームの観客数や雰囲気に影響を与えない工夫がなされている。
当初は北スタンドの完全な取り壊しも検討されていたが、それでは一時的に収容人数が36,000人に減少し、チームの強みとなっている伝統的な熱気ある雰囲気が損なわれる懸念があった。そのため段階的なアプローチが採用された。
クラブのビジネス運営プレジデントであるクリス・ヘック氏は「125年以上にわたり比類のない熱気で満たされてきたビラ・パークの素晴らしい体験を、さらに多くのファンに提供できるようになる」とコメントしている。
ビラは近年、新オーナー就任以降、移籍市場に4億ポンド(約758億円)以上を投資。ウナイ・エメリ監督の手腕もあり、今シーズンはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝進出など復活の兆しを見せている。