虎の仲良しコンビが描く青写真 いつか村上で始まり湯浅で締めるリレーを
2025年4月26日(土)5時15分 スポーツニッポン
◇セ・リーグ 阪神4—1巨人(2025年4月25日 甲子園)
【記者フリートーク】阪神・村上は湯浅と気心の知れた仲だ。東洋大の先輩のロッテ・佐藤が、湯浅の母校、福島・聖光学院出身という縁で、入団してすぐ打ち解けた。「一番最初に仲良くなった選手が湯浅なんですよ。寮のお風呂の時間とか生活面のことをいろいろ教えてもらいました」。年齢は村上が1歳上だが、入団は湯浅より2年遅い。そんな年下の先輩と買い物や食事に出かけた。バカ話も野球談議も腐るほどした。
昨年、湯浅が国指定の難病の手術をした。2軍施設でリハビリする姿が胸に刺さった。
「満足に動けない中でも一日でも早く投げたい気持ちが痛いほど伝わりました。逆に自分は1軍で投げさせてもらっている。情けない姿を見せられない」
湯浅が1軍に復帰した今、思い描く未来がある。「将来的に湯浅が守護神になって、自分がそこにつなげられたら」。入団したころと変わらず、2人の切磋琢磨(せっさたくま)は続いていく。(阪神担当・倉世古 洋平)