【香港・チェアマンズSP】5着ルガルはゲート悔やむ 隣の馬が蹴る音に反応 杉山晴調教師「五分のスタートなら…」
2025年4月27日(日)17時50分 スポーツ報知
川田将雅騎手騎乗のルガルは5着(カメラ・高橋 由二)
◆第47回チェアマンズスプリントプライズ(4月27日、香港・シャティン競馬場・芝1200メートル)
日本勢はジョアン・モレイラ騎手騎乗のサトノレーヴ(牡6歳、美浦・堀宣行厩舎、父ロードカナロア)、ダミアン・レーン騎手騎乗のダノンマッキンリー(牡4歳、栗東・藤原英昭厩舎、父モーリス)、川田将雅騎手騎乗のルガル(牡5歳、栗東・杉山晴紀厩舎、父ドゥラメンテ)、クレイグ・ウィリアムズ騎手騎乗のエイシンフェンサー(牝5歳、栗東・吉村圭司厩舎、父ファインニードル)の4頭が出走したが、勝利をつかむことはできなかった。勝ったのは香港の短距離王、カーインライジング(セン5歳、ヘイズ厩舎、父シャムエクスプレス)。最後は流す余裕を見せるなど圧倒的な実力を見せつけて12連勝とした。
日本勢の最先着はサトノレーヴの2着。当レースに日本調教馬は過去6頭が参戦し、18年ファインニードルの4着が最高着順だったが塗り替えた。過去8年は3着以内を香港勢が独占するなど、地元勢が短距離王国として力を誇示してきたが、牙城の一角に食い込む意地をみせた。ほかの日本勢の着順は、ルガル5着、エイシンフェンサー12着、ダノンマッキンリー13着だった。
川田将雅騎手(ルガル=5着)「いい走りでした」
杉山晴調教師(ルガル=5着)「ジョッキーともスタートが肝心、そこさえ決まればいろいろできると話していました。ゲートを切るタイミングで隣の馬が蹴る音に反応して、馬がかんでしまいました。五分のスタートなら…。内有利ということもあって、外を回さないようにとジョッキーとも話していましたが、内でよく伸びて走ってくれました。(海外)2回目なので、競馬に向かってしっかりと馬を作ってこられたし、当日もしっかり走れる状態でした。スタートだけが悔やまれます」