【高校野球】未来富山・江藤蓮が6回3失点で敗退も、視察6球団の前で自己最速145キロ

2025年4月27日(日)20時31分 スポーツ報知

6回3失点で敗れた未来富山・江藤蓮(左)

◆春季高校野球富山県大会 ▽3回戦 高岡商7—0未来富山(27日・魚津桃山)

 今秋ドラフト候補左腕の未来富山・江藤蓮(3年)が6回9安打3失点で敗れたものの、プロ6球団のスカウトの前で自己最速を145キロに更新した。

 両校無得点の6回2死満塁で抜けたチェンジアップを左前に運ばれ、2点を献上。さらに中前適時打で3点目を失った。目安だった100球に近い98球で降板し、7回の守りから中堅へ。「(決め球の)制球力かなと思います」と勝負所の詰めを課題に挙げた。

 高岡商・岡田一桜(かつえい、3年)とプロ注目の左腕対決で、6回4安打無失点の相手に触発された。「まず、楽しかったのが一番です。投げ合っている中で、(後攻で)先にマウンドを降りましたし、岡田に(2安打を)打たれたので、悔しかったです」。それでも6三振を奪い、自らの最速を2キロ上回る145キロをマーク。「もうちょっと伸びてほしかったけど、何とか更新できてよかった。点は取られたけど、真っすぐの質、変化球のキレは勝ってるのかなと思います」と負けん気の強さをのぞかせた。

 最多3人で視察したヤクルトの小川GMは「ストレートをしっかり制球できる。左打者にもインサイドを突けていて、変化球で空振りも取れる」とうなずいた。

 U—18日本代表候補の左腕は、ノーシードで夏に挑む。「僕が投げて、みんなで一つずつ勝って、甲子園を目指していきたい」と決意をにじませた。(雑誌『報知高校野球』取材班)

スポーツ報知

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