元阪神エース・藪恵壹氏 清原和博氏との死球を巡る“因縁”を告白「スコアラーから内角投げろって...」
2025年4月27日(日)22時10分 スポーツニッポン
阪神やアスレチックスで活躍した藪恵壹氏(56)が、高橋尚成氏のYouTube「高橋尚成のHISAちゃん」に出演。阪神時代の死球を巡る清原和博氏との“因縁”を振り返った。
藪氏は通算6個、清原氏に対して死球を与えている。なかでも1997年シーズンは3個。清原氏が指を3本立てながらマウンドに詰め寄る騒動も引き起こした。
当時は堂々としていた藪氏だが「3個はよくないよね」と申し訳なさそうに振り返った。
ただ、投手からすれば清原氏にはベストピッチであるアウトローの直球を右翼席に放り込まれる怖さがあった。
外角に踏み込ませないため、「シーズン前にスコアラーからインコース投げろと言われる」と振り返った。
エースである藪氏はカードの初戦に登板する。一番きつめに内角を攻める役目があった。
1998年には死球で2分間のにらみ合い。それ以前の捕手は年上の定詰雅彦氏が多かったが、このときは清原氏より1歳下の矢野燿大氏だったため止められなかったという。
藪氏は「“逃げてよ”ってのもある。こっちは当てる気はないんだから。当てたらピンチになる」と苦笑いするしかなかった。
藪氏も死球を2度受け、1個は清原氏の盟友・桑田真澄氏からだったという。