鎌田大地「あと1つ。新たな歴史を刻もう」クリスタルパレスがFA杯9季ぶり決勝進出
◇FA杯準決勝 クリスタルパレス3—0アストンビラ(2025年4月26日 ロンドン・ウェンブリー)
日本代表MF鎌田大地の所属するクリスタルパレスがアストンビラに3—0で快勝し、9季ぶりの決勝進出を決めた。5月17日の決勝ではノッティンガム・フォレスト—マンチェスター・シティーの勝者と対戦する。
鎌田は3—4—2—1のボランチでフル出場して勝利に貢献した。クリスタルパレスは前半31分、ショートカウンターからFWエゼが先制ゴール。後半8分のPKはFWマテタが失敗したものの、同13分にまたもカウンターからFWサールが追加点。アディショナルタイムの同46分にサールがダメ押し点を挙げ、8万2301人の大観衆が詰めかけたウェンブリー競技場の地元ファンを熱狂させた。
クリスタルパレスのFA杯決勝進出は1990年、2016年に続き3度目。いずれもマンチェスター・ユナイテッドに敗れており、決勝ではクラブ創設165年目で悲願の初優勝を狙う。鎌田は試合後、自身のインスタグラムを更新。「1moretogo.Makeournewhistory(あと1つ。新たな歴史を刻もう)」と記した。
かつてアイントラハト・フランクフルトを率いて21〜22年シーズンに欧州リーグ優勝を飾り、昨季途中の24年2月に就任したグラスナー監督は、オーストリア人指揮官として初の決勝進出。「最も重要なのはクラブの全員が冷静さを保っていたことだ。素晴らしい選手たちのチームは常に我々を信じ、結束力を持っていた」と話した。