【リーグワン】東京SGがプレーオフ進出に大きな勝ち点5 残り29秒のトライで決めた
2025年4月27日(日)17時55分 スポーツニッポン
◇NTTジャパンラグビー リーグワン1部 東京サントリーサンゴリアス45—28トヨタヴェルブリッツ(2025年4月27日 東大阪市花園ラグビー場)
東京SGが後半に地力を見せつけてトライを重ね、トヨタVを45—28で破った。勝ち点5を加えて6位を守り、プレーオフ進出のライバルの7位・横浜Eが敗れたことで、勝ち点は6差に広がった。東京SGは5月3日のBR東京戦に勝てばプレーオフ進出が決まる可能性が出てきた。小野晃征ヘッドコーチ(38)は「大事なのはこの後の試合」と表情を緩めることはなかった。
東京SGは前半3分にフランカーのサム・ケイン(33)のトライで先制するが、WTBチェスリン・コルビ(31)がインゴールでノックフォワードするミスを犯して波に乗れない。前半は19—14と競る展開になった。後半はケインと交代して出場したフランカーのタマディ・イアオネ(28)の突進から10分にトライ。フィジカルの強みを前面に押し出して14分、17分とトライを重ねた。
ボーナスポイントが加わる3トライ差で逃げ切りたいところだったが、38分にトヨタVにトライとゴールを許して38—28になる。最後のプレー、39分31秒にラックからSH福田健太(28)が中央左に飛び込んでトライ。ボーナスポイントを加えた。ビデオで確認が必要な微妙なプレーだったが、福田は「グラウディングした感触はありましたから」と納得顔。「9番(福田)、10番(高本)でしっかり点を取りにいこうと話していたので、同じイメージを持って攻めきることができた。勝ち点5を取れたのはチームとしてすごく良かったと思います」と振り返った。