栃大海が新入幕会見 高校の同級生・王鵬、琴勝峰に「負けたくない存在。追い付き、追い越したい」

2025年4月28日(月)15時51分 スポーツ報知

会見し「三役」と色紙に書いた栃大海  (カメラ・越川 亙)

 日本相撲協会は28日、大相撲夏場所(5月11日初日・両国国技館)の新番付を発表。新入幕の栃大海(春日野)が師匠の春日野親方(元関脇・栃乃和歌)とともに、東京・両国国技館で会見に臨んだ。

 栃大海は西十両3枚目の先場所で9勝6敗と勝ち越した。25歳は番付表を手に「やっぱり一番上の段を目指して頑張っていたので。上がれてうれしいなという気持ちがある」と笑顔を見せた。春日野部屋からは2011年技量審査場所の栃乃若以来14年ぶりの新入幕。春日野親方は夏場所に向け「勝ち越しはもちろん、ケガなく無事に自分の相撲を取ってもらえれば」と期待を込めた。

 元中学横綱で、2017年九州場所で初土俵を踏んだ。昨年夏場所に新十両となるまで時間がかかったが、転機は同年秋場所だった。3勝3敗で迎えた千秋楽。部屋で唯一の幕内だった碧山の十両転落が確実となっていた状況で白星を挙げ、4勝3敗で勝ち越し。「部屋の歴史を閉ざすわけにはいかないという気持ちだった。あの場所が一番成長した」。1935年夏場所から関取が途絶えていない春日野部屋の伝統を守った経験が、そこから3場所での新入幕につながったと振り返る。

 幕内には埼玉栄高で同期の王鵬(大嶽)、琴勝峰(佐渡ケ嶽)がいる。2人の名前を挙げ「負けたくない存在。追い付きたい、追い越したい」と対抗心を燃やした。色紙には目標を「三役」と記した。「まだ上がある。(幕内に)上がるまで時間がかかったので、これからだと思って、また頑張っていきたい」と意欲を新たにした。

スポーツ報知

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