【読売マイラーズC】7歳でも衰え知らず!5番人気馬が安田記念切符 岩田康誠騎手も称賛「今が絶頂期」

2025年4月28日(月)6時0分 スポーツ報知

重賞連勝を決めたロングラン(左)

◆第56回読売マイラーズカップ・G2(4月27日、京都競馬場・芝1600メートル、良=1着馬に安田記念の優先出走権)

 京都競馬場で行われた第56回読売マイラーズCは、5番人気のロングラン(岩田康)がV。小倉大賞典に続く重賞2連勝を飾った。 

 馬場の真ん中を弾むように突き抜けた。中団に構えたロングランは岩田康の左ステッキを受けるたび、勢いを増していった。雄大なストライドで力強く伸び、セオを悠々とパスして先頭へ。大外から追い上げてきたジュンブロッサムを半馬身差でしのいだところがゴールだった。

 23年アンドロメダS以来のコンビで重賞2連勝に導いた岩田康は「前回乗せてもらった時はトモ(後肢)が緩かったけど、今回は踏み込みが良かった」と成長を実感。「良馬場でできたことがこの馬の切れにつながった。この馬自身、今が絶頂期」と本格化を迎えたパートナーを称賛した。

 初の距離にも難なく対応した。2000メートル、1800メートルでは最後で止まってしまうところがあるため「同じ失敗を繰り返すなら」と和田勇調教師は初めてマイル戦に投入。見事に結果を出した。東京7Rで達成したJRA通算100勝に続くうれしい勝利となり「大事に使って、衰えないように力を維持しないといけない。G2を勝ったし、次のステップに進める」とうなずいた。

 視界に見えてくるのは優先出走権を獲得した安田記念・G1(6月8日、東京)。7歳でも衰え知らずのヴィクトワールピサ産駒は、次の目標に向かって再び走り始める。(山本 理貴)

  ロングラン 父ヴィクトワールピサ、母ノッテビアンカ(父ケンダルジャン)。美浦・和田勇介厩舎所属のセン7歳。北海道千歳市・社台ファームの生産。通算26戦7勝。総獲得賞金は2億2028万8000円。主な勝ち鞍は25年小倉大賞典・G3。馬主は梅沢明氏。

スポーツ報知

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