【ケンタッキーダービー】4連勝中ルクソールカフェがモレイラ騎手と日本調教馬初Vへ 昨年フォーエバーヤングも3着に敗れた壁に挑む
2025年4月29日(火)6時15分 スポーツ報知
ルクソールカフェはダート最高峰の一戦へ好仕上がり
◆第151回ケンタッキーダービー・G1(5月3日、米国チャーチルダウンズ競馬場・ダート2000メートル)
JRA海外馬券発売対象の第151回ケンタッキーダービー・G1(ダート2000メートル)は日本時間5月4日、米国チャーチルダウンズ競馬場で行われる。目下4連勝中のルクソールカフェは、ジョアン・モレイラ騎手(41)=ブラジル=とのコンビで日本調教馬の初勝利を目指す。
最強の鞍上を背に、ルクソールカフェがダート世界最高峰に挑む。日本調教馬は95年のスキーキャプテン(14着)から8頭が挑戦も、昨年のフォーエバーヤング3着が最高。本場の高い壁にはね返されてきた。
世界各地で名をとどろかせてきたモレイラだが、“スポーツで最も偉大な2分間”と称されるビッグレースは今回が初騎乗。「世界的にも有名なレースで大きなチャレンジになる」と意気込む。初コンビだった伏竜Sで5馬身差の圧勝劇を演じた相棒には「今までのパフォーマンスを見ても、頑張ってくれると思う」と信頼を寄せる。
17日の国内最終追い切りは美浦・Wコースで、27日のクイーンエリザベス2世Cを制したタスティエーラ、チェアマンズスプリントプライズで2着のサトノレーヴとの3頭併せ。厩舎の先輩に負けじと活気ある動きを披露した。堀調教師は「カイバ食い、健康状態は良好。手前変換もスムーズで、息も良かったです」と状態の良さを口にした。
父アメリカンファラオは15年の勝ち馬で、37年ぶりの米3冠馬に輝いたレジェンド。空前絶後の偉業を果たす可能性は十分に秘めている。(角田 晨)