名古屋・柏レイソルで指導したネルシーニョ息子「監督として日本へ…」
2025年4月29日(火)9時56分 FOOTBALL TRIBE

ネルシーニョ氏の息子であるエドゥアルド・バプチスタ氏は4月末、MF松岡大起(現アビスパ福岡)の古巣であるブラジル2部グレミオ・ノヴォリゾンチーノの監督を退任。元名古屋グランパス・柏レイソルのコーチである同氏は退任前、Jリーグ再挑戦の可能性を示唆していた。
ブラジルメディア『ge』で4月に掲載されたインタビュー記事によると、エドゥアルド氏は自身の将来について「日本に戻りたいという願いを隠したことは一度もない」とコメント。2003年7月に名古屋のコーチに就任した時の思い出について「あの時、私はひとりの人間として大きく変わった。人生の教訓であり、物事の見方もかなり変わった」と振り返っている。
「日本からブラジルへ戻るたびに、ひとりの人間として成長していると感じる」と、日本での経験の重要性を強調したエドゥアルド氏だが、自身の目標について「当時は父のアシスタントをしていたが、大きな夢は、監督として日本へ戻ることだ。私は日本文化を非常にリスペクトしている。日本語も話せるし、話す以上に理解できる」とコメント。Jリーグクラブからオファーが届いた場合、受け入れる可能性をほのめかしたという。
エドゥアルド氏は2002年から約9年間にわたり、コーチとして父親のネルシーニョ氏に師事。2003年7月から2005年9月まで名古屋のコーチを務めたほか、2009年8月から2012年途中まで柏のコーチとして、J1・J2優勝を成し遂げた実績を持っている。
なお、ブラジルメディア『Gazeta Esportiva』によると、エドゥアルド氏はノヴォリゾンチーノの監督を退任した理由として「クラブ首脳陣と考えに相違があった」とコメントしたという。フリーとなった同氏の招へいを狙うJリーグクラブが現れるか、注目したいところだ。