名古屋グランパス出身・藤井陽也にブンデス移籍浮上。コルトレイク退団決定的
2025年5月21日(水)6時29分 FOOTBALL TRIBE

名古屋グランパス出身の日本代表DF藤井陽也は、所属クラブのKVコルトレイクがベルギー2部へ降格したこともあり、2024/25シーズン限りで退団する見込み。名古屋復帰論も湧き起っているが、ドイツ移籍の可能性が取りざたされている。
ドイツ2,3部のスカウティングを専門に扱う『jaheschsv』は5月20日に「コルトレイクの降格に伴い、藤井は新たな挑戦を模索することになる」とした上で、「ハンブルガーSVは今ならもっと上位の候補を見ているかもしれないが、それでもまだドイツにつながっているかもしれない」とリポート。2024/25シーズンにブンデスリーガ昇格を決めたハンブルガーSVの獲得候補に挙がっている可能性を伝えているが、交渉やオファーの有無には触れていない。
ハンブルガーSVは元日本代表DF酒井高徳(現ヴィッセル神戸)やFW伊藤達哉(現川崎フロンターレ)らの古巣。1970年代後半から80年代前半にかけてブンデスリーガ3度の優勝を成し遂げた古豪だが、酒井がキャプテンを務めていた2017/18シーズンにクラブ史上初の2部降格。7シーズンにわたり2部で戦ったが、2024/25シーズンに2位で終えてブンデスリーガ復帰を果たしている。
一方、現在24歳の藤井は、2024年1月に名古屋からコルトレイクへ期限付き移籍すると、2023/24シーズンの残留プレーオフでの活躍が評価され、6月に完全移籍へ移行。新たに2028年6月30日までの4年契約を結んでいるだけに、移籍金の発生が見込まれる。
なお、ベルギーメディア『Voetbal』は5月7日の時点で、藤井について「彼はFIFAワールドカップ北中米大会での日本代表入りを目標としており、来季は必ず高いレベルの場所でプレーしたいと考えている」と報道。2025年夏の移籍が既定路線との見方を示したほか、カーディフ・シティから期限付き移籍中であるチームメイトのDF角田涼太朗に関しても、コルトレイク退団が決定的だと伝えている。