大谷翔平と“頭コツン”マーリンズのマッカロー新監督、ロバーツ監督がお手本「いつもそうだった」という監督像とは
2025年4月29日(火)12時50分 スポーツ報知
◆米大リーグ ドジャース—マーリンズ(28日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)
マーリンズのC・マッカロー監督(45)が28日(日本時間29日)、昨季まで在籍したドジャース戦の試合前に取材に応じた。
昨季までド軍の一塁コーチだった指揮官は昨季、大谷翔平投手(30)が達成した史上初の「50—50」(50本、50盗塁)を間近で支えた恩師。一塁上では2人で頭をコツンとぶつけ合う「ヘッドバンプ」のパフォーマンスを見せていた。
「ビジター側に来るのは少し奇妙な感覚だったね。どこに行けばいいかわからず、ビジター側で迷子になりそうだった」と苦笑い。「ここは特別な場所なので、私にとっては新たな章が始まったのだと心に留めることができる。再び戻ってきてみんなに挨拶できてうれしかった」と話した。
監督1年目。D・ロバーツ監督の姿を見て、監督像を学んだという。「毎日の試合に興奮している、その前の日の試合と同じくらい興奮する。それはデーブ(ロバーツ監督)を見ていて、彼がいつもそうだったんだよ。毎晩、彼は『さあ、今日はメジャーリーグの試合があるぞ』とやる気満々だった。毎晩0—0から試合は始まる。そして次の日も同じように彼はやる気満々になるという姿勢をコンスタントにやり続けていた。自分もそういうところを引き継ぎたいと思っている」と話した。
この日の試合前には大谷と旧交を温めた。大谷は敵軍の練習中に三塁ベンチから姿を現し、マッカロー監督の元に駆け寄った。その場で2分程度談笑し、最後はハグ。打撃練習を室内で行う大谷がキャッチボール以外の理由で試合前にグラウンドに出てくることは異例の出来事で、2人の信頼関係を表していた。