最軽量の永山竜樹は160キロの入来巨助に完敗 「死を覚悟しました」
2025年4月29日(火)13時9分 スポーツ報知
男子1回戦で入来巨助(上)に敗れた永山竜樹(カメラ・岡野 将大)
◆柔道 全日本選手権(29日、日本武道館)
体重無差別で行われ、男子60キロ級でパリ五輪銅メダルの永山竜樹(パーク24)は、1回戦で入来巨助(筑波大)に払い腰で一本負けを喫し、初戦で姿を消した。
永山は今大会最軽量の65キロで、一方、初戦の相手の入来は最重量の160キロ。体重差は約100キロ近いが、開始早々から巴投げを繰り出すなど積極的に攻め続けた。それでも、指導が入った相手がスイッチを入れると、圧力をかけられ1分44秒で払い腰で敗れた。
2020年以来5年ぶりの出場だった永山は「もう少しやりたかったが、さすがに重すぎました。死を覚悟しました」と命がけの一戦を終え、周囲を笑わせた。
試合前はさすがに無謀の声もあったが、「ケガのリスクもあるし、恐怖心もありましたが、今回試合やってみていろいろ感じたことがあるんで、そういう部分でも無謀な挑戦をするってことを経験できたので人として成長できた部分かなと思う」と胸を張った。