西郷真央「目標」の池ダイブ達成「泳げないので深くて溺れるかと思った」 池のにおいはどうだった?

2025年4月29日(火)4時30分 スポーツニッポン

 ◇米女子ゴルフツアーシェブロン選手権最終日(2025年4月27日 米テキサス州 カールトンウッズ・クラブ(6911ヤード、パー72))

 米ツアー本格参戦2年目の西郷真央(23=島津製作所)が悲願の初優勝をメジャー初制覇で飾った。首位タイから出た最終ラウンドは3バーディー、5ボギーの74で回った。通算7アンダーで並んだメジャー最多5人によるプレーオフは1ホール目でただ1人バーディーを奪い、激闘に決着をつけた。日本勢のシェブロン選手権優勝は初めて。昨年のエビアン選手権を制した古江彩佳に続く、日本人5人目のメジャー覇者となった。

 西郷が夢にまで見た歓喜の“池ダイブ”を見せた。今大会の優勝者が行う恒例の儀式でマネジャーらと一緒に18番グリーン手前の池に飛び込んだ。水面で手をバタバタさせながら「深いよ〜、死ぬかと思った」と言いながらも満面の笑み。上がった後は大会が用意したバスローブに身を包み「ほとんど泳げないのでめちゃくちゃ深くて溺れるかと思った。でも飛び込むのが目標だったのでうれしかった」と笑った。22年までの会場の池はきれいな水をためていたが、現コースの池は濁っていると評判。「“においは結構するね”とチームで話していた」と苦笑していた。

【不可欠だったチームの支え】

 西郷のメジャー初優勝には一緒に池に飛び込んだチームの支えも欠かせなかった。今季から食事や通訳などでサポートするマネジャーの新井里茄さんは「優勝インタビューを通訳することを目標にしていた。メジャーに勝って、こんなに早くかなうとは」と破顔した。ベテランキャディーのジェフリー・スノー氏は後半の苦しい場面で西郷を励ました。「今日の勝利は彼女が勝ち得たもの。(正規の)18番のバーディーパットは素晴らしかった」と感激の面持ちだった。

スポーツニッポン

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