野村謙二郎氏 広島・大瀬良はナイスピッチングだったが悔やまれた巨人・増田陸への1球
2025年5月1日(木)5時0分 スポーツニッポン
◇セ・リーグ 広島0-2巨人(2025年4月30日 東京D)
【野村謙二郎 視点】広島・大瀬良はナイスピッチングだったが、強いて言えば増田陸に打たれた1球が悔やまれる。最後、内角からカットボールを入れて、タイミングが合ってしまった。それまでに一度でも内角球が決まっていれば、外角球も選択肢にできただろう。
とはいえ2失点では責められないし、打線が援護したかった中で、山崎が凄かった。7回1死一、二塁は大きなチャンスだったが、フォークの連投で連続三振。ここぞで一番力を入れていたと思う。
5連敗中は3得点が1試合、1得点が2試合、無得点が2試合とホームが遠い。打順のテコ入れも考えられるかもしれない。坂倉も上がってきたし、3番・小園、4番・末包とともに中軸は決まってくると思う。問題は1、2番をどうするか。
コツコツいくのか、エンドランなどを大胆に仕掛けるのか。ベンチもいろいろ作戦は練っていると思うが、そういう作戦を展開する状況を数多く生み出せる1、2番を組むことが必要だ。(スポニチ本紙評論家)