金沢学院大の可貴秀太が追手風部屋入門 明徳義塾高のブヤントグトフは時津風部屋 新弟子検査申し込み
2025年5月1日(木)7時44分 スポーツニッポン
日本相撲協会は30日、夏場所(11日初日、東京・両国国技館)の新弟子検査に14人が受検すると発表した。検査は2日に国技館内で行われる。
幕下最下位格付け出しの資格者が3人。昨年の国民スポーツ大会準優勝で大学9冠の日大出身・花岡真生(22=境川部屋)、昨年の全国学生選手権8強で近大出身の浦山秀誠(22=音羽山部屋)、昨年の国民スポーツ大会3位で大学相撲部には所属せず社会人の大会に出場していた行徳康祐(22=玉ノ井部屋)が受検する。幕下付け出し力士が3人以上同時に初土俵を踏むのは、琴田宮(のちの大関・琴光喜)、高濱(のちの幕内・濱錦)、加藤(のちの小結・高見盛)がデビューした1999年春場所以来26年ぶりのこととなる。
他に学生相撲経験者では、金沢学院大出身の可貴秀太(22)が追手風部屋に入門。1メートル90の長身を生かした懐の深い相撲を持ち味としており、全国学生体重別大会135キロ未満級準優勝や西日本学生選手権3位などの実績を持つ。金沢学院大からは、現幕下の炎鵬と良安が入門して以来8年ぶり3人目の力士誕生となる。
高校相撲出身者では、高知・明徳義塾高で全国高校総体8強の実績を持つモンゴル出身のムンフェルデネ・ブヤントグトフ(19)が時津風部屋から受検。昨年末に入門してから部屋での研修期間を経て力士への一歩を踏み出す。和歌山・箕島高で全国高校総体団体戦8強の藪ケ崎晃仁(18)は山響部屋に入門した。
全国高校総体出場経験者では他に、長崎・諫早農業高出身の下釜航士郎(19=境川部屋)、青森・三本木農業恵拓高出身の中村悠真(18=安治川部屋)、島根・隠岐水産高出身の美浪碧仁(18=秀ノ山部屋)、徳島・名西高出身の谷野魔裟斗(16=秀ノ山部屋)も名を連ねた。東京・目黒日大高出身の田中壮來(18=二所ノ関部屋)は、全国高校金沢大会団体16強などの実績を持つ。
中学を卒業しての角界入りは、稲川颯介(15=玉ノ井部屋)、末冨聖也(15=境川部屋)、中家ブルーノユウジ(15=山響部屋)の3人。稲川と末冨はそれぞれ全国中学校選手権に出場した実績がある。