お値段800万円! D’station Racingが快適性アップへ世界基準の新ピットウォールスタンドを導入

2025年5月3日(土)14時23分 AUTOSPORT web


 5月3日、静岡県の富士スピードウェイで開幕したスーパーGT第2戦『FUJI GT 3Hours RACE GW SPECIAL』。4月の第1戦岡山には間に合わなかったものの、第2戦から新しいアイテムを投入しているドライバー、チームも数多く観られるが、GT300クラスに藤井誠暢/チャーリー・ファグのコンビで参戦するD’station Racingは注目の新しいピットウォールスタンドを投入した。


 ピット前のメインストレートに面した場所に設けられ、監督やエンジニアがタイムなど情報を得て、指示を送るためのピットウォールスタンド(サインガード)。GT500クラスではTOYOTA GAZOO Racing勢、ニッサン/ニスモ勢が共通のピットウォールスタンドを使用しているが、GT300クラスでは各チームがオリジナルのものを使用している。


 今回D’station Racingが投入したピットウォールスタンドは、イギリスのグリーブス3Dエンジニアリング社というメーカーのもの。ピット周辺の設備やシミュレーター用の設備などを手がけており、グリーブス3Dエンジニアリング社のピットウォールスタンドはハースF1チームや、WEC世界耐久選手権にも参戦するWRTも使用しているという。お値段はなんと800万円だ。


 スタンド内には7枚のモニターが用意されるほか、電源も完備。またデスク上にライトがつけられており、色の調光も可能だという。現在はD’station Vantage GT3らしいグリーンに彩られているが、「僕の気分で色が変わるかもしれません(笑)」というのは、主にこのピットウォールスタンドを使う田中哲也スーパーバイザー。


 さらにすごいのは、このピットウォールスタンドには空調が設けられていることだ。スポットクーラーを繋いで前面を塞げば、真夏でも涼しく過ごすことが可能だ。近年は真夏の暑さは非常に厳しく、冬は冬で寒さに震えることになってしまう。他チームの監督からもレース後、暑さ、寒さについての言葉を聞くことは良くあることだ。


 そこで、ドライバーでもある藤井誠暢マネージングディレクターが「哲也さんに快適に指揮を執ってもらおうと」導入したのがこのピットウォールスタンドだ。暑さ、寒さは時として判断を鈍らせる。D’station Racingの新しいピットウォールスタンドは、レースを戦う一助になるかもしれない。



2025スーパーGT第2戦富士 このレースから投入されたD’station Racingのピットウォールスタンド


2025スーパーGT第2戦富士 このレースから投入されたスタンドはリモコンで調光が可能。


2025スーパーGT第2戦富士 このレースから投入されたスタンドは空調が装備されている。


D’station Vantage GT3(藤井誠暢/C.ファグ) 2025スーパーGT第2戦富士

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