「決勝にふさわしい試合をしたい」サントリー・高橋藍、SVリーグ初代王者へ「全力で面白いバレーを見せる」
2025年5月3日(土)5時0分 スポーツ報知
決勝第1戦の試合会場で最終調整したサントリー・高橋藍(カメラ・岡野 将大)
バレーボール大同生命SVリーグ男子決勝第1戦が3日(2戦先勝制)、東京・有明アリーナで始まる。出場するレギュラーシーズン(RS)2位のサントリーと4位の愛知が2日、会場で最終調整。サントリーの主軸・高橋藍(23)は引き締まった表情で「SVリーグを背負っていく上で優勝する、タイトルを取る意味はある。決勝にふさわしい試合をしたい」と初代王者へ、意気込んだ。
4位から“下克上”を狙う愛知とはRSで3勝1敗。ただ、相手は主力が負傷から復帰し、パリ五輪代表セッター・関田誠大(31)のトスワークで多彩な攻撃を持つ。CSは4連勝で決勝まで勝ち上がっており、藍も「勢いがすごい。関田選手がやりたいような状況を作らせないのがカギ」と警戒を強めた。
名古屋との準決勝第3戦(4月27日)は判定で揺れた。試合後、ネット上で意見が飛び交い、SNSに辛らつな言葉を書き込まれた選手もいた。藍は言葉を選びながら「選手はリスペクトを持って対戦し、真摯(しんし)にやっている。その言葉は褒めるものに使ってほしい」と呼びかけた。RSでは日本人トップのアタック決定率54・6%を誇る藍。頂上決戦に向け「全力で面白いバレーを見せる」と誓った。(宮下 京香)