畑岡奈紗7年ぶり出場「出るからにはいい成績を」プロアマ戦で宮里藍さんと同組「懐かしい気持ち」

写真を拡大

　女子ゴルフの今季メジャー初戦ワールド・サロンパス・カップは8日から4日間、茨城・茨城GC東Cで開催される。米ツアーを主戦場とする日本ツアー5勝、米ツアー6勝の畑岡奈紗（26＝アビームコンサルティング）は7日、プロアマ戦出場後、公式会見に出席した。

　この大会は18年以来2度目の出場。コースから近い茨城県笠間市出身の畑岡は「7年ぶりに地元でのサロンパス・カップに出場できて嬉しい。前回は西コースで、東コースは初めてなので少しドキドキする気持ちはある」と晴れやかな笑顔で話した。

　小学生時代から毎年のように観戦に訪れていた憧れの大会でもある。「レキシー・トンプソンだったり、素晴らしい選手が出ていた。海外の選手を見に来られる少ないチャンスで毎年盛り上がる大会という印象。私もプレーで今大会を盛り上げられるように頑張る」と語気を強めた。

　今季、米ツアーでは8試合に出場しトップ10入りが2回。前週のブラックデザート選手権は予選落ちした。優勝争いに絡めていないものの「最終日優勝を争える位置でラウンドできていないのは悔しいけど、今取り組んでいるスイングは徐々にできている」と悲観的には捉えていない。

　プロアマ戦では、元世界ランク1位で日本ツアー15勝、米ツアー9勝の宮里藍さんと同組でラウンドした。「背中を追いかけ、目標にしてやってきたスーパースター」という憧れの存在とのラウンドを終えて「藍さんが引退された17年に練習ラウンドをさせてもらって以来だと思う。その時のことを覚えていただいていて懐かしい気持ちになった」。プレーの合間に会話も交わした。内容は伏せたが、米ツアーの先輩としての助言ももらった。「藍さんも長く米国で活躍されたので、いろいろお話しできて良かった」とうなずいた。

　国内メジャーは、日本女子オープン3勝、日本女子プロ1勝と抜群の強さを誇る。出場は3度目の優勝を飾った19年日本女子オープン以来。「出るからにはいい成績を目指してやりたい。ベストパフォーマンスができるように頑張りたい」と意気込みを示した。