【橘S】スリールミニョンがNHKマイルC除外のうっぷんを晴らす 永島まなみ騎手「私の方が勉強させてもらっています」
2025年5月8日(木)18時19分 スポーツ報知
スリールミニョン
NHKマイルC(5月11日、東京)を賞金順で次点(19番目)のため、除外となったスリールミニョン(牝3歳、栗東・高橋康之厩舎、父ミスターメロディ)は同日の京都で行われる橘S(3歳オープン、リステッド、京都・芝1400メートル)に参戦する。
前走のチャーチルダウンズCは幸英明騎手が騎乗して4着で、NHKマイルCの優先出走権が与えられる3着まで、あと一歩及ばなかった。デビュー戦から手綱を執っていた、主戦の永島まなみ騎手=栗東・高橋康之厩舎=は騎乗停止中だった。
永島騎手は「レースのあと、幸さんが“乗りやすかったよ”とおっしゃっていました。エンジンがかかってからはいい脚でしたし、外から見たミニョンも勉強になりました」と前走を振り返ったが、自身が乗れず、G1に導くことができなかったことの悔しさが残った。
1週前追い切りでは、栗東・坂路を51秒4の好タイムで駆け抜けた。「前走でも、本来ならもう少し早くギアが入るのですが、休み明けのぶん、反応するまでのタイムラグがありました。今回の方が体はいいです」と鞍上も好感触を得た。
今回は勝ったことのある1400メートルに戻り、レースはしやすくなる。「初めて名前をつけさせてもらった馬ですし、レースではむしろ、私の方が勉強させてもらっています。橘Sはいい結果を出したいです」。名付け親として、そして主戦騎手として、ミニョンと勝利をつかむ。(山下 優)