ド軍指揮官 敵地ながらブーイング起きた大谷申告敬遠からの猛攻ににんまり「チーム全体の力が出た場面」

2025年5月8日(木)9時34分 スポーツニッポン

 ◇ナ・リーグ ドジャース10—1マーリンズ(2025年5月7日 マイアミ)

 ドジャースの大谷翔平投手(30)が7日(日本時間8日)、敵地でのマーリンズ戦に「1番・DH」で先発出場。2打席連続四球で迎えた第3打席で右中間を破る今季4本目の三塁打を放ち、今季最長タイの5試合連続安打をマークした。また、この日は3四球(申告敬遠を含む)を選び、2打数1安打2得点でチームの快勝に貢献。チームは今季5度目の2桁得点を奪い、4カード連続勝ち越しを決めた。

 この日の相手先発は初対戦の右腕ベヨーソ。この打席は右腕の制球が定まらず、大谷は一度もバットを振ることなくカウント3—1から外角高めに抜けたカットボールを見逃して一塁へ歩いた。1死後に3番フリーマンの打席で大谷は二盗を試みた。二塁塁審はアウトとコールしたが、タイミングは微妙なタイミングで大谷はベンチのリクエストの判断を待ったが、スローモーションでは大谷のスライディングした足が一度ベースにタッチした後に浮いたところを野手にタッチされており、ドジャースベンチはリクエストせず。大谷は今季2度目の盗塁死となった。

 第3打席は0—0の6回1死なしの場面。ここで初対戦の2番手左腕ギブソンが投入されると、大谷はカウント2—2から外角スライダーを捉えた。打球は右中間を破ると、大谷は一気に三塁へ到達した。次打者ベッツが四球でつなぐと、3番フリーマンが左前へ先制の適時打を放った。

 第4打席は2—0とリードした7回2死二、三塁。ここは一塁が空いていたためマーリンズベンチが申告敬遠を選択して大谷を歩かせた。この作戦に敵地ながら球場全体からブーイングが送られたが、大谷は相手捕手と何やら言葉を交わして笑顔で一塁へ向かった。続くベッツは押し出し四球。フリーマンは走者一掃の適時三塁打、ロハスも適時打を放ち、一気に6点を奪って突き放した。

 3戦連発ならメジャー自己最長タイだったが、昨年大リーグ史上初の「50—50」を達成した縁起のいい球場の最後の一戦で一発は生まれず。しかし、4出塁の活躍でチームを快勝に導いた。

 試合後、デーブ・ロバーツ監督は大谷が申告敬遠で歩かされた後に一挙6得点を奪った攻撃について「翔平が敬遠されても、ムーキーの打席で四球を選んで、結局得点につながった。翔平を敬遠してムーキーと勝負するのは簡単な判断ではないけれど、後ろに良い打者が並んでいると、こうやって結果につながる。チーム全体の力が出た場面だったね」とにんまりだった。

スポーツニッポン

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