【ラグビー リーグワン】神戸は手の内隠し? POで再戦の可能性ある静岡と10日に激突

2025年5月9日(金)6時0分 スポーツニッポン

 ラグビーリーグワンの神戸は8日、静岡戦(10日・ノエスタ)の先発メンバーを発表した。5位の神戸、4位の静岡は上位6チームによるプレーオフ(PO)進出を決めており、17日にあるPOの準々決勝でも当たる可能性がある。神戸は4日の前節横浜戦からメンバーを大幅に入れ替え、25年度新加入のFB辻野隼大(はやた、22)が初めて先発に名を連ねた。

 4日の前節横浜戦からメンバーが大幅に入れ替わった。これまで屋台骨を支えてきたLOブロディ・レタリック、SH日和佐篤、前節はFBで先発したCTB/SO李承信らがメンバーから外れた。PO準々決勝で再戦の可能性もある静岡との一戦。デイブ・レニー・ヘッドコーチ(HC)はメンバー編成の意図を明かした。

 「何人かの選手に関してはプレーオフ前に少しリフレッシュさせたいのもありますし、体の状態で少し違和感を抱えている選手を無理に使わないというのもあります。チームとしても、ここで自分たちの正しいパフォーマンスを出したいと思っているので、強いメンバーを出している。若い選手も多いので、しっかり経験を積ませたいという思いも含まれています」

 今回メンバー外のレタリックや日和佐、李はリフレッシュ的な意味合いが強いが、レニーHCはあらゆることを想定して勝てるメンバーを編成したと強調した。

 「相手にフォーカスするというより、自分たちにどれだけ重きを置けるか。もちろん、静岡ブルーレヴズさんもどんなメンバーを出してくるかわからないし、メンバーを出すのか休ませるかもわからない。その上で、相手にフォーカスするのではなく、自分たちにフォーカスしたい。自分たちのチームの状態を考えた上で一番ベストなものを示した」

 先発にはフレッシュなメンバーも名を連ねた。25年度新加入のFB辻野だ。京産大では共同主将を務め、CTBやSOなど複数ポジションをこなせる万能タイプのBK。4日の前節横浜戦は後半途中からリーグ戦初出場を果たし、トライも挙げた。辻野は新人らしく、「チームにエナジーを与えるようなプレーができたら」と言葉に力を込めた。

 メンバー編成に腐心したレニーHC。ただ、今回のメンバーがPO準々決勝にも絡んでくると力説する。

 「今週末(試合に)出る選手に関しては、準々決勝にも関わってくる可能性の高い選手を選んでいます。準々決勝に出る可能性のある選手しか選んでいない。選手がチャンスをつかむのか、つかまないのか。いい形でミックスできたメンバーだと思う。神戸の将来につながるメンバーが出ていると思うので、いいミックスができたかなと思っています」

 選手層の底上げを図りつつ、静岡との再戦もあり得るPOにどう結びつけるのか——。

 神戸にとっては勝っても負けてもリーグ戦の順位、5位は変わらない。ある意味、興味深い一戦になりそうだ。

スポーツニッポン

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