井岡の挑戦受けるマルティネス 調印式遅刻も笑顔で会釈「アルゼンチンに招待したい」終始余裕ムード

2025年5月9日(金)13時47分 スポーツニッポン

 ◇ボクシングWBA世界スーパーフライ級タイトルマッチ 王者フェルナンド・マルティネス(アルゼンチン)<12回戦>同級6位井岡一翔(志成)(2025年5月11日 東京・大田区総合体育館)

 WBA世界スーパーフライ級タイトルマッチの調印式が9日、都内で行われ、元4階級制覇王者で前WBA世界スーパーフライ級王者の井岡一翔(36=志成)と王者フェルナンド・マルティネス(33=アルゼンチン)が出席した。

 昨年12月29日に予定されていた調印式を“ドタキャン”したマルティネスは、この日約3分遅れて会場に登場。報道陣に会釈すると「私はここにいて大変幸せ。健康な体でここにいる。日曜日が大変楽しみ」とマッスルポーズを決めた。日本のファンからプレゼントされたという人気漫画「ドラゴンボール」の主人公・孫悟空のフィギュアを持参し、笑顔を浮かべながら状態の良さを伺わせた。

 昨年7月に井岡との王座統一戦に勝利したマルティネスは同大みそかに井岡の挑戦を受ける予定だったが、王者がインフルエンザに感染したため試合前日に中止に。マルティネスは「去年大みそかはインフルエンザで試合ができなかったが、15日間の休暇以外は全て練習に費やしてきた」と自信満々。「前回と同じで戦争のような試合をしたい。2人は戦士だ。KOが出ればファンを喜ばせられる」とKO防衛にも意欲を示した。

 会見の冒頭には突然「井岡選手をアルゼンチンにご招待したい。ステーキ、エンパナーダ(国民的な料理のミートパイ)、レンテハス(レンズ豆の煮込み料理)をごちそうしたい」と発言するなど、終始余裕ムード。「ニコリノ・ローチェのように戦いたい」と元WBA世界スーパーライト級王座を5度防衛した、母国の名王者のような戦いで井岡の返り討ちに自信をのぞかせた。

 興行はABEMAにて独占無料生配信される。

スポーツニッポン

「アルゼンチン」をもっと詳しく

「アルゼンチン」のニュース

「アルゼンチン」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ