阪神・伊原の猛虎愛 黒×黄ソックスで心機一転「はき心地がいい」着圧機能で疲労軽減
2025年5月9日(金)5時15分 スポーツニッポン
練習に励む姿は、猛虎魂に満ちあふれていた。伊原のトレードマークともいえる「オールドスタイル」。従来は練習、試合とも黒一色のストッキングだったが、この日は違った。黒地に黄色の線が2本入った虎模様。甲子園の青空のもと、ひときわ存在感を放っていた。
「阪神カラーだったのではいてみました。靴下としていいし、メジャーの選手もみんなこれはいてるんですよ!」
新たに着用していたのは、MLB30球団で使用されているSTANCE社製のベースボールソックスだった。球団規定により試合では使用できないが、パフォーマンスを向上させるべく機能性は抜群。動きやすさをサポートするだけでなく、着圧機能で疲労を軽減する効果もあるという。長丁場のシーズンを乗り切るためには、小さな工夫の積み重ねは必要不可欠。チームではビーズリーも愛用しており、左腕は「練習でちょっとはいてみようかなと思って。はき心地とかがいい」と目を細めた。
次戦に先発が予想される11日の中日戦に向けて投手指名練習に参加した。ショートダッシュやキャッチボールなどで調整。「あまり変えることはないかなと思います。とにかくゼロで抑えることが仕事なのでそこを目標に頑張りたい」と語り、先発ローテーションの一員としての自覚をにじませた。
足元の細部まで身に着けるものにはこだわりを持つ。前回4日のヤクルト戦では6回1/3を4失点でプロ初黒星。“虎仕様”のMLBソックスで心機一転、4月20日の広島戦以来となる2勝目を狙う。(山手 あかり)