トヨタ自動車・八木が2試合連続本塁打で、JABA九州大会優勝に貢献 日本選手権出場権の獲得を決める

2024年5月11日(土)23時4分 スポーツニッポン

 ◇第76回JABA九州大会決勝 トヨタ自動車10—6日本通運(2024年5月11日 北九州市民球場)

 トヨタ自動車が日本通運との乱打戦を制し、JABA九州大会で15大会ぶり3度目の優勝に輝いた。勝利の立役者は、準決勝と決勝で2試合連続本塁打を放った八木健太郎外野手(29)。日本通運戦の初回先頭で、2球目の内角変化球を左翼席へ放り込んだ。

 「1番打者としてチームに勢いをつけたかったので、いいバッティングができたと思います」

 言葉どおり、八木の一打から6安打を集中し一気に4点を先制。勢いづいた打線は2回以降も攻撃の手を緩めず、13安打で10得点を奪った。

 最大7点差をひっくり返した準決勝のJR東日本戦でも、1番としての役割を果たした。2点を制された直後の3回は2死走者なしから右越えソロ。1点を追う6回1死一塁では中前打で好機を広げ、その後の逆転劇につなげた。「リードを奪われても全員が声を出せていた」とチーム一丸での勝利だったことを強調した。

 早実、早大を経て7年目。入社当初は出場機会もままならず苦しんだが、地道な努力を積み重ねてスタメンの座をつかんだ。22年の日本選手権、昨年の都市対抗では、いずれも指名打者として2大大会連覇に貢献。都市対抗2連覇に向け、ここらが正念場となる。

 「JABA大会も終わって、次は都市対抗本戦になる。右肩上がりでいけるよう、精進していきたいと思います」

 ナインの総意を代弁し、激戦の夏を見据えた。

スポーツニッポン

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