綱取りの大の里は快調に3連勝 阿炎に土俵際まで押しこまれながら、落ち着いて逆転

2025年5月13日(火)17時45分 スポーツ報知

阿炎(左)を送り出しで下した大の里(カメラ・清水 武)

◆大相撲夏場所3日目(13日、東京・両国国技館)

 初の綱取りに挑む大関・大の里(二所ノ関)は、東前頭2枚目・阿炎(錣山)を送り出し、初日から3連勝とした。阿炎の右のど輪で土俵に詰まったが、落ち着いて残すと右を差して逆転した。

 前日は、先場所優勝決定戦を争い、本割では2戦2敗だった小結・高安(田子ノ浦)をはたき込み、難関を突破。「先場所のことは忘れて、この一番に集中していた」と淡々と話していた。ただ、悪癖の引き技が出たためか表情はさえなかった。これまでも黒星となった取り組みには、引いてしまう場面が目立つ。横綱昇進のためには、避けたい展開だ。だが、この日は押し込まれながらも、あわてることがないどっしりした相撲を見せた。

 年6場所制となった1958年以降、最速となる所要13場所での横綱昇進へ「しっかり集中していきたい」と気持ちを引き締めることも忘れていない。

スポーツ報知

「阿炎」をもっと詳しく

「阿炎」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ