中谷潤人 “世紀の一戦”へ最高の準備誓う!名将トレーナーは早期対決熱望「井上尚弥が全盛期のうちに...」

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　WBC世界バンタム級王者の中谷潤人（27＝M・T）が13日、トレーナーのルディ・エルナンデス氏とともに米国の老舗専門誌「ザ・リング」のインタビューに応じた。来年5月に東京ドームで開催が予定される世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥との“世紀の一戦”に向けて言及した。

　今月4日（日本時間5日）、1415日ぶりに米国・ラスベガスに上陸した尚弥。21年6月以来、4年ぶり3度目のラスベガスでの試合は激闘となった。2R終了間際にカウンターの左フックを被弾して尚弥がまさかのダウンを喫した。すぐにインターバルとなったが、ラスベガスは騒然となった。尚弥はラウンドを重ねるごとに、反撃が大きくなった。7R終盤にパンチの連打からダウンを奪い返して、8Rに猛攻するとTKO勝利を飾って防衛に成功した。

　中谷は「ザ・リング」のインタビューで「ダウンしたのは衝撃的でした」と驚きの言葉を口にした。

　「彼が左フックを受けるシーンは何度か見ました。カルデナスも良い一撃を決めました」とダウンシーンを冷静に分析。

　“名将”ルディトレーナーは「井上はダウンするたびに怒り、相手に反撃を仕掛けます。彼はダウンしても、それで彼の強さが変わるわけではありません。私たちは彼を倒して立たせないようにしなければならない。もし立ち上がられたら、逆にこちらが危険になる。彼を怒らせるとより強くなる」とダウンシーンについて言及した。

　さらに中谷は「僕は一発に頼らず、もっとコンビネーションを打たなければならない。彼と真正面から打ち合う準備はできています。どんなスタイルでも対応できるように準備します。井上戦に向けていくつかのプランを用意し、あらゆることに備えます」と“夢の対決”に向けて最高の準備することを誓った。

　ルディトレーナーは「井上とは今すぐにでも戦いたい」と宣言した。

　井上は今年9月にムロジョン・アフマダリエフとの世界スーパーバンタム級4団体統一防衛戦予定。今年12月には1試合限定でフェザー級に上げてWBA王者ニック・ボール（28＝英国）との対戦プランが進められている。その後に中谷との“世紀の一戦”が控えている。

　井上戦に向けて燃えているルディトレーナーは「より若くて強い井上と戦いたい。来年まで待つと“井上が年を取った”と言い訳されると思う。彼がまだ全盛期のうちに倒すことに意味があります」と早期に対戦を熱望した。