横審・大島委員長、横綱・豊昇龍の復調に期待「リズムが戻ると非常に強い横綱」
2025年5月15日(木)22時0分 スポーツ報知
豊昇龍(右) は 豪ノ山(左)を上手出し投げで下した(カメラ・頓所 美代子)
◆大相撲夏場所5日目(15日、東京・両国国技館)
日本相撲協会の諮問機関、横綱審議委員会(横審)が本場所総見を行った。横審の大島理森(ただもり)委員長(元衆院議長)は連敗を2で止めた横綱・豊昇龍(立浪)について「2連敗の後、しっかり勝つことができた。リズムが元に戻ると非常に強い横綱。これからまた期待したい」と述べた。
新横綱の先場所は右肘痛などで途中休場。今場所は連勝発進も3日目に王鵬、4日目に阿炎に敗れ、2日連続で金星を配給した。それでも「昨日の相撲を見て、スピードはあるし、積まれた稽古の姿が見えていると私は思った」と心配はなかったという。「今日は耐えてくれましたね。今日の勝利で自分のリズムを取り戻せるのではないか。相撲勘とスピード感。これが戻ってくれば、また強さが出ると確信している」と信頼を寄せた。
また、綱取りの大関・大の里(二所ノ関)は玉鷲(片男波)を下し、5連勝を飾った。「受けながらも強さを示してくれた。慌てずに泰然とした相撲でありながら、力強さを見せていただいた」と評価。横綱昇進へ期待が高まるが「毎日、今日の一番に真剣に取り組んでいる。見通しを言うのは失礼。今から15日目の結果のことを予測するのは差し控えたい」と言及を避けた。