「自分の相撲を取っていけばいい」豊昇龍、連敗ストップのウラに先輩横綱の助言

2025年5月16日(金)5時20分 スポーツ報知

豊昇龍(右)が上手出し投げで豪ノ山を下した

◆大相撲夏場所5日目(15日、東京・両国国技館)

 横綱・豊昇龍は西前頭2枚目・豪ノ山を上手出し投げで下し連敗を止め、3勝目。

 豊昇龍が横綱の誇りを胸に、連敗を止めた。豪ノ山の突きをしのぐと、左上手をがっちり。最後は上手出し投げで腹ばいにし、「集中してやれた」と息を吐いた。負ければ昭和以降で20例目となる3日連続の金星配給になるところだった。取組後の支度部屋では、本来、横綱が座る一番奥へ。これまでは入り口付近で髪を整えて取材に応じていたが、「せっかく横綱が座れる場所なので、今後も座る」と気分も変えた。

 4日目(14日)の取組後、風呂場で宮城野親方(元横綱・白鵬)から「横綱になるのは難しいけれど、なってから勝つのも難しい。自分の相撲を取っていけばいい」と助言された。豊昇龍は「緊張はなかったけれど考えすぎていたのかな」と思い直した。この日、本場所を視察した横綱審議委員会の大島理森(ただもり)委員長(78)は「今日の勝利でスピード感と相撲勘が戻ってくると期待している」と話した。ここから必死に巻き返す。(山田 豊)

スポーツ報知

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