51年ぶりの歓喜!古豪ボローニャがイタリア杯3度目V かつて中田英寿や冨安健洋も所属

2025年5月15日(木)9時23分 スポーツニッポン

 ◇イタリア杯 決勝 ボローニャ 1—0ACミラン(2025年5月14日 ローマ スタジオ・オリンピコ)

 古豪ボローニャがACミランを1—0で破り、73〜74年シーズン以来51季ぶり3度目の優勝を飾った。かつて中田英寿(04年)や冨安健洋(19〜21年、現アーセナル)も所属したチームは来季の欧州リーグ(EL)出場権を獲得した。

 立ち上がりから激しい展開となったが、ボール支配で優位に立ったボローニャは後半8分、こぼれ球を拾ったFWヌドイが先制ゴール。9日のセリエAでの対戦ではホームのACミランが3—1で逆転勝ちしたが、この日はGKスコルプスキの好守もあり1点を守り切った。

 優勝が決まるとボローニャの選手たちは歓喜のあまりピッチに倒れ、駆けつけた数千人のサポーターとともに涙を流した。フィオレンティーナを率いた23、24年の欧州カンファレンスリーグ決勝、23年イタリア杯決勝でいずれも敗れていたイタリアーノ監督は胴上げされ、「過去3度は本当にガッカリしたが、こんなに早くリベンジできるとは思っていなかった。素晴らしい活躍をしてくれた選手たちにこのトロフィーをささげる」と喜びに浸った。貴重な決勝点を挙げたヌドイは「厳しい試合だったが、街のため、ファンのために勝ててうれしい。チームとして守り、粘り強く戦った」と守備を称えた。

 第2次世界大戦前に計6回、63〜64年シーズンにもセリエAを制したボローニャは、80年代と90年代中盤に一時はセリエCまで降格するなど低迷。14年には4度目のセリエB降格を経験したが、22年に就任したモッタ監督の下、昨季はセリエAで5位と躍進した。今季はイタリアーノ監督が就任して欧州チャンピオンズリーグ(CL)を戦い、セリエAでも来季CL出場圏の4位まで勝ち点2差の7位につけている。

スポーツニッポン

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